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旅の手帳

Travel note 

チリーChile

チリーChile

北は砂漠に火山、ワイナリーににぎやかな街の風景、南へ進めば神秘的なパタゴニアの大自然が広がるチリ。アンデス山脈に沿って南北に跨るこの国は自然も芸術も音楽も食べ物もそして温泉も(!)ひととおり揃っているようななんとも贅沢な場所だ。

 

ビザ

日本のパスポート(有効期限が十分にあるもの)で入国の場合、滞在3か月まではビザが不要。

 

時期

南北4000キロ以上の距離を跨るチリは気候も様々。南半球なのでもちろん季節は日本と真逆で、繁忙期は夏にあたる1月から2月。この時期はなにかと割高でどこもかしこも込み合う。夏のサンティアゴは音楽や食べ物にまつわるお祭りが多いので、興味があれば人込みをかき分けてここを選ぶのもあり。どこを訪れるにもいい時期は3月から4月で、サンティアゴやサンタ・クルスなど中央部に広がるワイナリーはちょうどぶどうの収穫期。パタゴニア以外の地域なら9月から10月も悪くない。(5月中旬から9月のパタゴニアは寒い。)国教はないもののキリスト教文化が強いのでイースター(毎年3月から4月の間で月の満ち欠けによって日にちが決まる。)が連休になる。公共の施設や商店などは休みなうえ観光地は混みあうので避けるのがベストだ。

 

お金/予算

チリの経済は比較的安定しており周辺諸国に比べ物価は安くないが日々大きく変動することもない。首都サンティアゴからパタゴニア地方までホステルの相場は一泊およそ8000ペソ(日本円でおよそ1200円)。マーケットやストリートフードで安くお腹いっぱい食べられ、ワインも安くておいしい(1本200円からある)。美術館の多くは入場料がかかるが、どこも無料になる日があるので、節約するならそこを狙っていくといい。観光地のツアーなどは割高なのでその覚悟を。

 

●●ATM●●

ATMの引き落とし上限額は一度につき20万チレアンペソ(日本円でおよそ3万円)で、大抵は金額にかかわらず5000チレアンペソ(およそ750円)の手数料がかかる。3万円につき750円の手数料ならそれほどストレスはない。あまり数はないが、Banco Internacionalは多くのカードに対して手数料が無料らしいパタゴニアの南部はカード払いができない場面も多いので、どの方法にしてもある程度現金を用意しておくのが無難だ。

 

●●チップ●●

チリはチップの習慣が強く、飲食店などでも半ば強制的に10%のチップが会計に上乗せされる。長距離バスに乗る際預入荷物の積み入れにもチップを要求されるので少しの現金を用意しておくといい

 

宿泊

サンティアゴやバルパライソなど主要な都市はホステルもAirbnbも豊富で雰囲気もいい。トレスデルパイネ観光のハブになるプエルトナタレスなど、パタゴニア地方の小さな町はバスターミナルから遠くないホステルがベストツアーの手配はもちろん、個人でトレスデルパイネ国立公園を訪れるための情報も提供してくれるのでとても頼りになる。Hostel World やTrip Advisorで条件に合わせたホステルを検索してみよう。サンタ・クルスなど主要な観光地でない町はホステルが少なく(もしくはなく)、事前の予約にも便利なAirbnbが役に立つ。

 

交通機関

●●電車/地下鉄/バス●●

公共交通機関が便利なのはサンティアゴやバルパライソなどの主要都市。サンティアゴの公共交通機関を利用するにはBip!カードが必要だ。窓口でこのカードを購入し、残高が少なくなれば機械でチャージする。バルパライソではバスが便利。バスのチケットは事故が起きて負傷または死亡したときの補償に必要なので、乗車時に必ず発券してもらおう。


●●Uber/コレクティボ/タクシー●●

サンティアゴやバルパライソなどこちらも主要な街ではタクシーよりも安いUber(ウーバー)も便利。プーコンやサンタ・クルスなどそれほど大きくない町ではコレクティボ(Colectivo)と呼ばれる相乗りタクシーが安い。チリのコレクティボは必ず窓に料金が表示されているので、乗る前に値段をチェックして乗車時に支払いを済ませるのがトラブルがなくベストだ。サンタ・クルスのワイナリーへはタクシーが必要になるが、大抵は値段を上乗せしてくるので宿泊先で相場を聞いて値段交渉してから乗車しよう。

 

●●自転車●●

サンティアゴの街は自転車専用道路も整っているので、晴れた日は宿泊施設やレンタサイクルの店で自転車を借りて観光するのも楽しい。街中で見かけるオレンジの自転車Bike Santiagoはラ・モネダやアルマス広場にある店舗で登録を済ませれば1日5000チレアンペソ(およそ700円)からそのまま使え、空いているスタンドに乗り捨てできるので便利だ。ちなみにサンティアゴではヘルメットの着用が法律で義務付けられているので無着用の場合には罰金がとられる交通量も多いので自らの安全のためにもヘルメットを着用しよう。

 

●●長距離バス●●

チリの超距離バスは噂どおりとても快適で、主要なバスターミナルが各地にあるので全国津々浦々バス旅ができる。日程が確定しているのなら、街についてバスターミナルを離れる前に次のバスを予約していくと便利。早めの予約ならセール料金で安く購入できることもある。バスの座席は通常Semi Cama(セミカマ)で、料金を上乗せしてCama(カマ)にアップグレードすることが可能。Semi Camaでも十分快適だが、長距離を夜行バスで移動する場合には少し奮発する価値はある。荷物を預ける際にチップを要求されるので現金を少し用意しておくといい。

 

郵便

コレオ・チレ(Correo Chile)と呼ばれるチリの郵便サービスは比較的安いので書き溜めたはがきもここで送るといい。小さくても小包になるとぐっと値段が上がるので、ハガキや手紙がベストだ。

 

ツアー

サンティアゴやバルパライソなど主要な都市ならTours 4 Tipsのウォーキングツアーが断然おすすめ。支払いはチップ制で満足度に応じて自分で決めるというもの。相場はおよそ5000チレアンペソ(約700円)で、人数にもよるが2時間から3時間、様々な分野に精通したベテランのガイドについて街を歩き、歴史から文化、政治までその人の見地から学べるから、着いた初日に参加するとその後の観光に奥行きが出て面白い。(スペイン語、ポルトガル語、英語のみ)

パタゴニア地域には同じサービスを提供する会社がたくさんあるので、着いたらすぐにホステルで聞いてみるのがいい。大抵は手配までしてくれる。ペリト・モレノ氷河の上を歩くビッグ・アイスなど数が少ないが人気のあるツアーは事前に予約していくのがベストだが、それ以外のごく一般的なツアーは多数出ているので到着してからホステルで相場を聞いて手配するのがおすすめだ。

 

ワイナリー

安くおいしいワインが楽しめるチリは晴れた日のワイナリー巡りも楽しい。たくさんのワイナリーが集まるサンタ・クルスはワインが好きなら何日か滞在して小さな町の周りに広がるブドウ畑を訪れてみよう。観光客も少ないので、ピクニック気分でワイナリー巡りができる。サンタ・クルスに行くほどではないがちょっと気になるというなら、サンティアゴの周りに点在するワイナリーを訪れるといい。タクシーやUberで行ける距離なので、街から出てゆっくりするにはぴったりだ(旅の手帳サンティアゴの項を参照)。ちなみにチリで有名なブドウがカルメネレ(Carménère)という、もともとフランスからやって来た品種。病気により同じ品種がフランスで壊滅して以降、希少価値の高いチリのワインとして注目されるようになった。スーパーで買える手ごろなものからあるので、旅の思い出に飲んでみては?

噂のカルメネレ。ぞのままでは美味しくない。

 

温泉

温泉が好きなら、少し旅費はかさんでもチリの温泉を訪れてみるべし。パタゴニア地方ならプーコンやバーリロチェ(パタゴニアの項を参照。)裸で飛び込めたら最高だが、そうでない分大自然のど真ん中に広がる温泉はとても開放的で、壮大な山々や切り立った崖を背景にゆっくりとお湯につかるのは最高の気分。基本的に泉質は火山に近いほどよく、火山から離れたところではカルキ臭いスイミングプールのようなものもあるので、せっかくなら硫黄の香る山の中の温泉に浸かりたいもの。

山の中の温泉は開放的でサイコー