クカバラベーカリー
雑記帳

Kookaburra

bakery

ショッピングセンターと豆の苗。

Sep 29, 2018 | オーストラリア, メルボルン, 旅の便り

携帯電話の修理ですごく久しぶりにショッピングセンターへやってきた。
忙しいなーこの場所は。空調からも抜けきらない迫るような熱気が充満している。コーヒーを飲んで修理を待って、まだ時間があったから本屋さんで時間をつぶす。ほんの2、3時間過ごしただけでぐったりして、家に帰ってお茶を淹れて一息つく。特別走り回ったんでもなく、コーヒーを飲んですこしうろついてこんなに疲れるものかと思うと、消費社会ってものがどれくらい人の心にインパクトを与えているのかなんて頭の中を巡り始める。
わたしももう少し若いころはショッピングセンターだのデパートだの歩き回るのが好きだった。買い物も好きだったし、安くてかわいいものを追って右往左往していたのはそんなに昔のことじゃない。今だって気に入ったものを見つけたら欲しくなるし、それを手に入れれば嬉しい。買い物の仕方はずいぶん変わったけど。
一時的な悦びとか充足感を求めて買い物していた頃って、そもそもそれを自覚してなかったし、いま思えば24時間の中で手間をかけて何かを作る時間がとても短かった。子供が嫌いな野菜を自分で栽培して克服するように、例えば大人になったって、数か月待って小指ほどに実った人参とかが味わい深かったりする。苦労を垣間見る以上にほんの小さな発見とか実りから意外と心が満たされるから、作るのってやめられない。
というか作ることってそもそも生きていくのに避けられない作業だったはずで、消費社会って要はその作業を一部の人に押し付けてきた社会だから、それを強要される側にも、それを忘れさせられた側にも、とても不自然で不健康な社会なのも当然のこと。
何でもいい。何か作ることって誰にでもどこにいてもできるから、生活の中にそのスペースを作ることって大事だ。
あたたかい日がが続いた2週間くらい前に張り切りすぎてフライングさせてしまった春夏の苗たちが、必死で残冬をしのいでいる。がんばってくれー。