クカバラベーカリー
雑記帳

Kookaburra

bakery

干し柿よっつ。

Mar 23, 2019 | Uncategorized, 旅の便り

空港の椅子で、ちびちびと食べる干し柿がおいしい。
今朝家を出るときに母が持っていけと迫るので、小さな袋によっつ入れてリュックサックのサイドポケットに詰めた。
別れの時はいつも大泣きで、関東へ戻る姉を見送るホームでわたしら一度おいおい泣いたのに、2日後こうしてちゃんと涙は湧いて出る。
生きるものを想うのに、身内だ同郷だなんて関係ない。家族だってお互いに尊重してるからいい関係が築けるわけで、馴れ合いだけでそうは問屋が卸さない。そして問屋も卸さない関係を無理に続ける必要も、その関係ばかりに固執する必要もないと私は思う。うまくいっていてもそうでなくても、離れてみるのは大事なことだ。家族を離れて例えば異国の地での人助けに身を捧げている人に、私はむしろ頭が上がらない。
自分も何かまた新しいことがしたいと、食卓で日本語ボランティアの申し込み用紙を埋める母。横で私はもぐもぐと、納豆ご飯と味噌汁を咀嚼する。
心から想い案じてくれる家族がいるのってとんでもなく幸せなことで、それをいつか失う日のことをわたしは到底実感できないのだけれど、同時に外にちゃんと目を向け他人を想える家族の在り方がわたしは好きだ。
涙をごしごし拭きながら、ちゃっかり数か月後に南米で落ち合う約束を交わす私たち。声が震えるからなんだかお互い音量が上がる。
母の作る味噌汁のおかげか今朝も快便で、空きっ腹に干し柿がすとんと落ちた。 

ークカバラベーカリーの中南米旅行記???