クカバラベーカリー
雑記帳

Kookaburra

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最後の初夏。

Nov 2, 2018 | オーストラリア, メルボルン, 旅の便り

強い風が、花粉と夏を運んできた。10月じゃあさすがにちょっと早いからって、そこの角で待ってたような、そんなここ2日間の、もわっと広がる夏のにおい。
スギ花粉から逃れるべく、母は毎年3月ごろ私のところへ遊びに来る。くしゃみのオーケストラをともに演奏する同僚は今日から海外旅行だ。みんな賢く生きている。
とは言いつつも、春から夏にかけてのこの時期がわたしはやっぱりすごく好きだ。春先のガーデニングを張り切った甲斐あって、うちのバルコニーはすでに緑で忙しい。
去年どういうわけが不作だったパッションフルーツも、今年はそのなんとも不思議かわいいその花をたくさんつけて、本格的に暑くなるのを待っている。自然の生み出すデザインてなんというか、敵わない。
堆肥から生えた苗木が2本。去年の夏、わたしがせっせと食べたプラムの種が、木になろうとしている。クリスマスが近いから、ちょうど引っ越す友達への贈り物になるだろう。
来年の今頃はここにはいないから、メルボルンの初夏の香りを花粉もろとも吸い込んで味わいたい、そんな気分で11月を迎えた。